再び始まるゲームを巡る物語――『冴えない彼女の育てかた♭』第0話「恋と純情のサービス回」

脚本:丸戸史明 絵コンテ:亀井幹太 演出:深瀬重 作画監督:藤巻裕一、松原栄介

原作範囲:オリジナル

 さて、再びやって参りました。『冴えない彼女の育てかた』第2期、その名も『冴えない彼女の育てかた♭』の放送でございます。厳密には第0話はAmazonプライム・ビデオ独占配信というノイタミナ史上初の配信限定回。私事ですが、諸事情あって1月でプライム会員を退会していたのですが、再契約することとなりました。

 そんなこんなで紡がれたのは第1期第0話のあと、氷堂美智留がblessing softwareに加入してからの物語。流石にここからの展開をネタバレする訳にもいかず時系列的には一番前に持ってきますよねそうですよね。ぼくの考えた史上最強のギャルゲーを作るべく活動している一行は、メインヒロインである加藤恵にゲーム内での水着イベント用原画のモデルをさせるため、プールに行くことに。

 正直言ってしまえば、展開は第1期第0話と似通っていて、大きな異なりは波島出海ちゃんの存在位でしょう。今回はそのたわわに実ったおっぱいをフジテレビの倫理規定から解かれたAmazonプライム・ビデオという密林で確認することが可能です。まさかそのための密林限定配信。もちろん、たわわ以外にも「くっ」な英梨々のちっぱいも眺められますよ。あれでも79.9あるんだけどね。

 温泉に対して今回はプールで、とシチュエーションこそ違えど同じサービス回。加えて、展開も酷似しているのですから安心感はバツグンです。え? そんなのまた観る必要あるのって? いやいや、第1期以上に親密さの増した彼らの活動を窺い知れる素晴らしいオリジナル回ですよ。そしていくつかの伏線をばらまいていくという……

 特に美智留の劇伴弾きはこう、胸に来るものがありましたね! いやいや、最高というか。そのまま流れ込むお台場の夜景に、「あれ、これ、どんな『WHITE ALBUM2』……?」と連想したのは俺だけじゃないはずというか終盤の倫理君のセリフはそれだから丸戸先生そのセリフ結構心抉ってくるの分かってよね!)

 オープニングテーマは第1期より続投となる春奈るなさんの「ステラブリーズ」。まだ原画作業というか映像は間に合わなかったようで第1期の総集編的映像です。それでも声を上げて喜んでしまいましたけどね。「ステラブリーズ」単体のレビューはまた今度に。

 エンディングテーマは妄想キャリブレーションの……はずが、第0話は特殊エンディング。予想こそしていましたがこんな感じで使われるとは思ってもいなかった出海ちゃんオリジナルキャラクターソング「365色パレット」! 「Heart to Heart」以外にもキャラソンが、遂に……! ノイタミナ史上初の単独キャラクターによる主題歌か、と一瞬は思いましたが『サムライフラメンコ』で戸松ちゃんが歌ってたわメンゴメンゴ。というか、第1期ではキャラソンは各ヒロイン回のラストに流すのが定番だったわけで、まさかのエンディングだったわけです。これがキャラソンアルバムに収録されるのか買うしかねぇ、というか……。いやはや、最高ですね。

 まぁ、そんなこんなで『冴えない彼女の育てかた♭』が開始しました。来週からは木曜深夜にフジテレビほかにて放送後、27時過ぎにAmazonプライム・ビデオにて配信というスケジュールになると思います。ブログは第1期と同じく配信・放送から24時間以内に更新していくつもりですので、どうか今期もよろしくお願いいたします。

 

追伸

 COMIC☆1の原稿、英梨々ヒロイン本なんですけど、そろそろ進捗ヤバいです。落ちそう。配置はせ18bの「月とワルツ」です。何かしらは出すのでよろしくお願いします。

 あと、冬コミの時に「再放送もブログ更新するんですか?」と仰っていただいた方に「やりますよ」と言ったくせに更新できなくてすみませんでした。この3ヶ月何をやっていたかは、そろそろ公開できるとは思います。それらに魂を込めていたせいです。申し訳ないです。第2期はがんばります。

芸能人の声優起用について――『パワーレンジャー』などの実例とともに

 映画をよく観に行くと、洋画やアニメ映画では本職でない声優、芸能人や文化人が演じていることが多々あります。最近ホットなタイトルだと『パワーレンジャー』の勝地涼広瀬アリス、『夜は短し歩けよ乙女』の星野源秋山竜次の起用などですね。これらの起用は映画ファンの大半から炎上しています。では、何故炎上するのか。

 それは偏に「下手な演技で作品を汚されなくない/ノイズをつけないでほしい」からです。どんなに面白い作品でも下手な演技をされていては興覚めですからね。ですが、興行会社は非情なことに、芸能人や文化人を起用し続けます。それは何故かといえば、僕のように映画をコンスタントに月1本以上観に行く人や原作ファンは「放って置いても劇場に足を運ぶ人」だからです。下の画像を参照して頂きたいのですが、観に行く人はとことん観に行きますが、1年に1本も観ない人が大半なのです。ならば、興行会社もその「1年に1本も観ない層」を狙って宣伝を打ちます。その結果が一般的知名度のある芸能人・文化人の起用なのです。

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  この記事は「芸能人・文化人の起用はやめてくれ」と言うものではありません。『パシフィック・リム』や『ゴースト・イン・ザ・シェル』みたいに本職声優で固めてくれと言うわけでもないです*1。では、何が言いたいのか。

 せめて、声の演技が上手い芸能人・文化人を起用してくれ。

 そういうことです。起用さえしてくだされば、「一般層にも波及できる」「映画ファンも楽しめる」でWin-Winじゃないですか。その観点で行けば、『パワーレンジャー』のキャスティングは『UN-GO』『劇場版機動戦士ガンダム00』の勝地さんは安心ですね。広瀬(姉)さんの方は、特撮経験劇場1本だけなので、若干怖い節がありますが、パワレンどうせ観に行くので大丈夫です東映さん、楽しみにしてますよ! 『夜は短し歩けよ乙女』のキャスティングも、星野さんの童貞臭い演技が『聖☆おにいさん』よりもマッチしますし、秋山さんも『劇場版ポケットモンスター』よりキャラクターを発揮できると思いますので、楽しみです。

 思い返せば、『トイストーリー』や『モンスターズインク』のように(どっちもディズニーだな)、芸能人・文化人キャストのキャラクターがアニメと合致したいい映画があるのです。シュワルツネッガーといえば玄田哲章といった吹替えもそうですが、キャラクターと元素材が合致しないことには良いものは生まれません。元素材と完璧に合っていないのに売れた映画がこれまであったでしょうか。え? 『風立ちぬ』? 庵野秀明の起用話したときの会議室、宮崎駿監督以外沈黙していたでしょそういうことだよ

 これからも『レゴ バットマン ザ・ムービー』など、明らかにムリのあるキャスティングをした映画は連発されることでしょう。興業会社さん。お願いします。上手いキャストを起用してください。『君の名は。』の神木隆之介くんほどとは言わないですから(とはいえ、肝心なのは映画自体の面白さですけどね)。

 

 以下、雑文です。

 個人的にこの芸能人・文化人を起用すれば「話題性」もあり、「演技力」も申し分のない方たちを羅列していきます。

*1:前者はケンドーコバヤシが、後者はそもそもビートたけしが出ているわけですが

再び真価を問う時が来た――『冴えない彼女の育てかた』再放送前即興SS

 今夜24:00~TOKYO MXほかにて『冴えない彼女の育てかた』再放送がスタートする。もちろん新規映像は何もないだろうし、第2期スタート前の復習&予習にすぎない。しかし、本作が再放送されるというのは非常に重要な価値を持つ。

 まず、英梨々の可愛さが再び電波に乗るということだ。特に第0話からのリスタート! 最初から裸だ! 神だ!

「余計なお世話よ」

 ……けほん。いやな、英梨々。お前可愛いじゃん? 輝いてるじゃん? 学校の三大有名人じゃん?

「世間狭いわね本当に」

 それな。……いや、英梨々や詩羽先輩はそうだからいいんだよ。でもな、恵を見ろよ、どうだあのフラット加減、輝いてないだろ!?

「おかまいなく~」

「あの女と一緒に語られるの、ムカつくんですけど」

「……輝いていることを否定しないあたり澤村さんらしいわね」

「なにをぉぉぉぉ!!!」

 はいはい、落ち着いて落ち着いて! そんなこんなでだ! 祝再放送! 今度こそ、blessing softwareが華々しくコンシューマーに進出してアニメ化映画化再度アニメ化、そしてソシャゲで一発当てるまでの物語が描かれr

「どこの菌糸類よ」

「そんな夢、いつまで見てるのかしら」

 とにもかくにも、恵がヒロインになるまでの半年間の幕開け、見てくれよなっ!

「わたし、ヒロインになるなんて言ってないんだけどなぁ、倫也くん」

【告知・宣伝】コミックマーケット91のおしながき

 こんにちは、羽海野渉/あげむらえちかです。

 さて、来る12月29日から12月30日にはコミックマーケット91が有明東京ビッグサイトにて行われます。

 僕は2日目・12月30日に東Q-54b「LandScape Plus」にてサークル出展致します。また、3日目・12月31には東ロ-23b「twin stripe!」という友人のサークルにも相互委託予定ですのでここでおしながきを告知いたします。

 

1、新刊『聖地巡礼ツーリズムガールズ #01 静岡編』500

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 『あまんちゅ!』『夏色キセキ』『ラブライブ! サンシャイン!!』『ハルチカハルタとチカは青春する~』の聖地を巡る少年少女の物語です。作品を見ていない人でもどんな作品なのか、もし巡礼するならどのポイントが良いかを簡略的ですが紹介しております。

 -静岡県民ならではの目線で様々なことが書けたと感じております。コラムページとして「輪行ガイド」や「深夜アニメ事情」「キテレツについて」も語っております。

 

2、新刊『津島善子トリビュート』500

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 『ラブライブ! サンシャイン!!』のヨハネこと津島善子ちゃんを主人公に据えた短編2本を納めた二次創作文庫アンソロジーです。僕は「色彩」という題名のSF短編を書いております。もし駿河湾に壁が出来て活気が無くなったら、というテーマで一転突破目指して書きました。また、もう一篇は前日端的になぜAqoursに入ろうとしたのかに迫った物語になっております。3日目が主な頒布日ですが、2日目も少数持ち込みますのでどうかよろしくお願いいたします。

 

3、準新刊『映画研究同好会部誌2016「キネマノアルキカタ」』800

 僕が会長を務める映画サークルの部誌、と称した2014年10月~2016年9月に公開された映画をレビューした一冊です。だいたい120ページと濃厚なものになりました。邦画から洋画、アニメ、ドキュメンタリーに至るまで様々なジャンルを網羅し掲載しております。

 また、新海誠作品の紹介ページやレビューページなど、編集長を僕が務めたので実質的に評論誌というか、かなりのクオリティだと自負しております。

 

4、準新刊委託『アレ vol.1』(アレ★Club)800

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 2016年11月の文学フリマ東京で初頒布されたジャンル不定カルチャー誌を冬コミにて頒布いたします。落合陽一さんやさやわかさんといった方々のインタビューに加え、「アニメ批評の中心地から」と題した『筑波批評』のシノハラユウキさん、『アニメクリティーク』のNag.さん、『余白の楽書』のふるとさん、そして『PRANK!』の僕の4人が語った座談会も掲載されています。

 他にもさいむさんの「ヒーロー考」や、「小沢一郎論」など「そんなところを攻めてくるのか!」といった目から鱗な感じの論考揃いの一冊です。

 

以下、既刊です。

5、『PRANK! Vol.3 Side-A 水島精二評論集』800

6、『PRANK! Vol.3 Side-B 水島努評論集』800

 『鋼の錬金術師』『機動戦士ガンダム00』の水島精二監督と『ガールズ&パンツァー』『SHIROBAKO』の水島努監督に関する作品評論集です。

今回の冬コミでは、2冊同時購入の方に限りまして1500円と割引させていただきますので、まだお手にとっていない方はこの機会に是非。

 

7、『PRANK! Vol.2 電撃文庫評論集 1993-2015』500

 電撃文庫作品についての評論を集めた一冊です。今回から値下げということで500円での頒布となります。

 

8、『冴えない脇役の目立ちかた』600

9、『冴えない旋律の奏でかた』700

 3日目のみです。『冴えない彼女の育てかた』のいつもスポットライトが当たらないキャラクターたちを主人公にした一冊と、ヒロインの一人・氷堂美智留を主人公にした一冊です。

 

また、今回コピー誌として『冴えない彼女の育てかた第1期が150%楽しくなる本(仮)』を頒布いたします。200円ですが、1000円以上購入の際には無料でお渡しいたします。よろしくお願いいたします。

 毎度恒例、SSフリーペーパーですが、2日目は「前川みくりさん」という一発ネタで、3日目は「津島善子ちゃん」で書きたいなと思っています、落ちたらスイマセン。

 

では、ビッグサイトでお会いしましょう。良いお年を!

【拡散希望・告知】11/23 文学フリマ東京の頒布物など

 こんばんわ、羽海野/あげむらです。
 来たる11月23日、文学フリマ東京での頒布物について一気にお伝えします。
 まず、自分のサークル・LandScape Plusの頒布物から。

 相変わらず多いですがスミマセン。新刊はウチの大学映研の部誌です。120ページくらいのオーバーボリュームで「学祭レベルではない」と言わしめたとものを持っていきます。半分くらい僕が書いていたりするので、映画版Fani通みたいな感じだと思っていただければ。ここ2年くらいの映画について1ページ1作品語っています。何卒。
 コピー誌はラノベとかエンタメノベルレコメンド本です。中学時代の「好き」と向き合って書いております。よろしくお願いします(その絡みで11/20の『ラノベハスラー』さんにゲストとしてお邪魔致します。ラノベ読みの意地を見せます)。
 あとはPRANK!の既刊と冴えカノ本既刊。「ぷらんくくらうん」は落ちましたスイマセン。冴えカノは19日発売の第11巻を読んでからでも読まなくても楽しめる内容ですだって加藤を描写してないもの。是非よろしくお願いします。冬コミでは冴えカノ新刊出しますので、僕も半座さんも……
 サークルの場所はカ-39 LandScape Plusです。

 そして他のサークルさんの新刊に参加もしております。
 まず、アニメクリティーク刊行会さんの『アニメクリティーク vol.5.5 新海誠/君の名は。特集号』に寄稿しております。「祈跡 ラストバージン」というRADWIMPS新海誠を辿るエッセイ的な原稿と、「糸守ロックデイズ」という掌編二次創作の掲載です。前者は「ここさけ評論集」のときのような感じで書いています。後者は、まさかアニクリさんで創作とはと思いつつ、君の名はの世界観でオリジナルキャラをブチ込んでみました。試し読みのものとは内容が異なっておりますのでアレが出たあとまだ書けるなと分って内容を二倍にしたので、お手に取っていただけたら幸いです。カ35-36のアニメクリティーク刊行会さんでの頒布です。
 そして、アレ★Clubさんの『アレ Vol.1』に参加しております。アニメ批評系同人作家座談会「アニメ批評の中心地より」にてシノハラユウキさん、nagさん、ふるとさんといった錚々たる顔ぶれの中に僕が混じり色々語ってきました。最初依頼が来たときには「俺でいいのか」と思いつつ(今でも思っているけども)、せっかくだからということで行ってみると、同じ誌面にさわやかさんとか落合陽一さんが載っていたり、表紙がALISONさんであったりと、数年前の自分に見せてやりたい一冊に参加することになっていて。本当にgkbrです。――と、僕以外だけで十分読み応えのある本です、お手に取っていただけたら超嬉しいです! オ-72での頒布です!
 あと、今回新刊は無いようですがラノベハスラーさんはキ-9にて既刊頒布です、よろしくお願いします!
 小声ですけど、アニクリのnagさんとアレ★Clubのさいむさん、ラノベハスラーのマスクドラブコメディさんはウチの既刊『PRANK! Vol.3』に寄稿してくださっています。是非読んでいただけると嬉しいなぁ!

 それでは、11/23は東京流通センターにてお待ちしております!

【お知らせ】文学フリマ新刊『ぷらんくくらうん Vol.1 日本アニメ(-ター)見本市とシン・ゴジラ』刊行延期について

 平素より応援して頂き、誠にありがとうございます。
 突然のご報告にはなりますが、2016年11月23日開催の文学フリマ東京にて刊行を予定しておりました合同誌『ぷらんくくらうん Vol.1 日本アニメ(ーター)見本市とシン・ゴジラ』は、私の見通しの甘さにより十分なクオリティにてお届けすることが出来ないと判断致しました。つきましては、誠に勝手ではございますが、2017年2月以降の同人誌即売会及び同人誌販売店での刊行・頒布に延期させていただきます。ご寄稿者及びフォロワーの皆様にはしばらくお待たせすることになり誠に申し訳ございませんが、何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。

 また異例ではありますが、2017年2月に放送が予定されております『龍の歯医者』も今回の対象作品に含めさせて頂きます。そのため、原稿の募集も年明けに再開予定です。詳細情報に関しましては、決定次第、当ブログおよびツイッター等でお知らせいたします。

 ご寄稿者及びフォロワーの皆様が納得できるクオリティの合同誌を目指して日々邁進しておりますので、今後とも羽海野渉及び『PRAKK!』『ぷらんくくらうん』を応援頂きますようよろしくお願い申し上げます。

 

LandScape Plus 代表 羽海野渉

【原稿募集】PRANK! Vol.4 日本アニメ(-ター)見本市とシン・ゴジラ評論集

 こんにちは、羽海野渉です。

 夏コミでは『PRANK! Vol.3 Side-A 水島精二評論集』『Side-B 水島努評論集』を無事頒布いたしました。水島精二監督にも手渡しすることが出来まして嬉しい限りです。

 さて、編集中に呟いたりしたとおり、年内のPRANK!新刊は無い予定でした。はい。ただ、アノ映画の熱と好きな監督の新作、ということに突き動かされ急遽文フリ合わせで進行します。

 是非、ご寄稿ください。

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『PRANK! Vol.4 日本アニメ(-ター)見本市とシン・ゴジラ評論集』原稿募集要項

  • 企画意図:「日本アニメ(-ター)見本市」と『シン・ゴジラ』この二つは共に庵野秀明を中核に進められた企画であり、共に閉塞に満ちたアニメと特撮に風穴を開ける弾丸であった。話は前後するが2016年10月に『機動警察パトレイバー』の最新作が前者の企画としてリブートされることが決定した。監督は『イヴの時間』の吉浦康裕だ。彼がこの作品を再起動させることは正しい決断だと僕は信じている。何故なら、この日本のアニメを新しい方向へ切り開いていく作家の一人なのだから。本評論集ではそんな吉浦たち新進気鋭作家とベテランアニメーターが庵野の企画のもと集結し日本アニメに対して挑んだ作品と、12年ぶりの国産ゴジラとして特撮に挑んだ作品の二本を中核に据え様々なことを考えてみたい。
  • 原稿内容:日本アニメ(-ター)見本市作品及び『シン・ゴジラ』を起点とした評論・エッセイ・SS・イラストの原稿。

(例)

『ME! ME! ME!』→もちろんOK。

宇宙パトロールルル子』ほかTRIGGER作品→『SEX&VIOLENCE with MACHSPEED』に触れていればOK。

アオイホノオ』→特例的にOKです。『アンノ対ホノオ』推奨。

各クリエイターの過去作品、『機動戦士ガンダム』『新世紀エヴァンゲリオン』『電光超人グリットマン』『ウルトラマン』『機動警察パトレイバー』『ゴジラシリーズ』→対象作品に触れていて原稿の切り口次第ではOKです。

  • 装丁:A5サイズ、一段組(本文一段+脚注欄)
  • 文字数:3500文字以上20000字未満。自己紹介は150文字以上上限なし。
  • イラスト:サイズはA5までならOKです。
  • 〆切:10月23日日曜日厳守
  • 編集長:羽海野渉(@WataruUmino)
  • 送り先:voising_anotherlife@yahoo.co.jp
  • 献本:一冊になります。
  • 校正:編集側で行い、内容・漢字の加筆修正などをメール返送やSkypeでの形でさせていただきます。また、脚注も使用して頂いて構いません。ですます調は統一で、できるだけ平坦に分かりやすく、数える(第1話や2人など)場合の数字は半角数字で、それ以外は漢数字でお願いします。
  • 形式:Wordまたはテキストファイル、JPEG・PHG・イラストレーターデータ
  • その他:参加希望がありましたら前もって作品タイトルとその旨をメールかTwitterのリプライ、DMを@WataruUminoまでくださると幸いです。