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何故『冴えカノ』は第0話を放送したのか――『冴えカノ』第1話放送前の雑記

 『冴えない彼女の育てかた』第1話が今夜放送されます。僕はお台場や大阪のノイタミナショップで行われた先行上映会に行けなかったのでまた未見ですが、おそらく第1話は原作小説のストーリーラインをなぞってくるだろうと思っています。というかそれで確定でしょう。

 さて、表題にあります通り、何故第0話を放送したのか、という問題です。以下の先週金曜日に更新した記事のように、前回は原作にないオリジナル回、しかも温泉回を放送しました。

 先週の放送以後、知り合いで放送を観たという人に意見を聞くとノイタミナ作品として観るか、ラノベアニメとして観るかで意見が分かれるように感じました。それも過去のブログで書きました。

  僕も初見時には「これ、原作ファン的には嬉しいけど未読の人にはキツくないか?」と思ったものです。実際、TwitterのTLを眺めていると第0話がキツかったという意見を多々見かけました。その一方で知り合いからは面白かったという意見も聞きました。ですが、初見時の印象が強く「面白くなるけど薦めずれぇ……」という状況になっています。

 そこで考えたことが「何故プロデューサーサイドはこんな第0話を初回放送にもってきたのだろう?」ということです。前述のノイタミナショップで行われた先行上映会でも第0話は未上映らしいですし*1、初回にもってきたらキツいという自覚はあったのかもしれません。

 でもそれは同時上映が『四月は君の嘘』であるから、ではないでしょうか。

 ご存知の方もいると思われますが、『君嘘』は『のだめカンタービレ』や『坂道のアポロン』に続くノイタミナ枠らしい青春音楽グラフィティです。ピアニストとヴァイオリニストの出会いから主人公・有馬公生の人生が色づいていく鮮やかな物語。その作品と合わせて『冴えカノ』を放送するのですから先行上映では裸率の多い第0話を上映しなかった、と考えられます。わざわざ『君嘘』目当てで先行上映に来るファンにはあの第0話では切られてしまう、と考えたからです。

 では何故第0話を放送したか。それは一重にノイタミナという枠抜きでラノベアニメとして観る視聴者が多いと判断したからです。そのようにラノベアニメとして観る層に向けるとしたら初回から温泉回だったとしてもおかしくはありません。『君嘘』を先行上映まで行くファンは第1話を知りながら第0話を観るとギャップに驚かされる、という展開もある、かもしれない。

 前述のとおり僕の知り合いで原作未読のままラノベアニメとして第0話を観た人の大半は普通に面白かったと言ってくれていますし、そういった戦略だったとしたら当たったのかもしれません。しかし、ノイタミナとして観た人は不評が多い。

 結論としては、ノイタミナ変革の一環としてラノベアニメ視聴者向けにすることを目的として第0話を初回放送に持ってきた、ということです。そういった点を考えながら第1話以降――倫也くんが加藤と出会い、生産型オタクになる物語が異なった目線から観れるのかも、と。

 ……とはいえ、今夜の放送もえりりんが可愛ければ個人的にはそれでいいです。えりりん、ふぁいおー。

*1:1月3日、10日の2回とも第1話を上映したらしいです