『ゆるゆり』第3期の脚本家が深見真な件――銃器・拷問・レズビアン

深見真作品映像化リスト

『PSYCHO‐PASS』(2012~13、脚本)

『ちょっとかわいいアイアンメイデン』(2014、原作)

『劇場版PSYCHO‐PASS』(2015、脚本)

ゆるゆり(第3期)』(未定、脚本)←New!

 当方『ゆるゆり』も、深見真作品も大好きなオタクです。ですので、昨日の『ゆるゆり』第3期の発表――つまり、『ゆるゆり なちゅやちゅみ!』の畑博之監督やTYOアニメーションが続投し続編のTVシリーズが制作されるという情報にはとても嬉しかったのですが、シナリオを担当するのが『なちゅやちゅみ!』の横手美智子さんではなく、畑監督と深見さんというお二人に変更されていまして、衝撃を受けました。

 いや、深見作品大好きですけどね。例えば『ヤングガン・カルナバル』でのアクションと青春を両立させたまま縦横無尽に進行する物語の疾走加減であったり、『GENEZ』『疾走する思春期のパラベラム』『僕の学校の暗殺部』『ちょっとかわいいアイアンメイデン』といった一風変わった部活/組織を舞台とした思春期特有の感情と葛藤を併せ持つアクション、銃器、拷問、レズ。『ゴルゴタ』や『アフリカン・ゲーム・カードリッジス』は色々とフルスロットルでしたが僕は一番好きです。

 そんな銃器と拷問とレズビアンを書かせたら前に出る者はいない作家である深見さんが『ゆるゆり』第3期の脚本家に起用されたのです。もともと『ゆるゆり』が連載されている『コミック百合姫』誌上において表紙連載を経験していますし、販売元のポニーキャニオンが放つラノベレーベル・ぽにきゃんBOOKSより『キャノン・フィストはひとりぼっち』を刊行しているので繋がりはあったのですが、まさかの起用です。だって、深見さんがやったら『がちれず』になるじゃないですか。まぁ、今回は抑えて百合になるんでしょうけど、穏やかじゃないですね。去年の『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』――『キノの旅』の時雨沢恵一×黒星紅白のSAOであったり、数年前の『小説 ドラえもん のび太の鉄人兵団』――瀬名秀明のノベライズのようなお祭り感があって個人的にはこういう企画は大好きです。

 というところで僕が立てた『ゆるゆり』第3期ストーリー予想です。

 生徒会は秘密裏に拷問を行う機関であった。学校の秩序を乱す百合行為を取り締まるために彼女らは拷問によって風紀を乱す生徒を指導しようとするが、ごらく部の面々だけには歯が立たない。自らが京子を想う百合心と葛藤しながら、生徒会に対する裏切り、拷問を重ねて成長してゆく杉浦綾乃の物語。

 あぁ、これは無いな……。

カズアキ×深見真百合姫表紙画集 GIRLS UPRISING (イラスト集)

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