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×クリエイター ○乙女の意地の張り合いーー『冴えない彼女の育てかた♭』第1話「冴えない竜虎の相見えかた」

脚本:丸戸史明 絵コンテ:亀井幹太 演出:柴田彰久 作画監督石田一
原作範囲:GirlsSide「冴えない竜虎の相見えかた」

 第1話に過去譚を持ってくる勇気。放送上最初の話数ですから、Amazonプライム・ビデオに入っていない方はここから観るわけです。そこでこれまでの軌跡を見せるというわけでもなく、英梨々と詩羽の邂逅を描く過去譚。ここでやったということは、今後の展開が期待できますね。やったねえりりん
 さて、OPです。第0話では未完成だったものに映像が付きました。先行配信で観た瞬間、声が出ましたよね。一瞬で「あっ」って。そうです、石浜真史さんが『冴えカノ』に降臨したんですよ……! 亀井監督の作品には頻繁にOP・ED職人と呼ばれる方たちが降臨するのですが(そもそもTV初監督作『うさぎドロップ』からアーティスト・森本千絵さんや劇団イヌカレーだし、その後も……)、まさか石浜OPが『冴えカノ』で拝めるとは。サビの英梨々疾走シーンが超絶かわいい。そして写真連続のカット、メガネ英梨々が可愛くてしょうがない。これ、英梨々推しのためのOPか……? いや、たぶん、あのシーンの布石だけど。
 本編。英梨々と詩羽先輩が何故このような関係になったのか? を深く掘り下げる過去譚です。過去譚の中に回想シーンを配置するという二重の構造、あまり好きではないんですが、漫画のコマ割りのような演出にはめ込むことで上手く描かれていたように思います。そして階段の上下に分かれた英梨々と詩羽の初邂逅、からの詩羽先輩が自己紹介して上に行くシーン。クリエイターはスポットライトが当たるべき、とでも言いたいようなこの作品のテーマがひしひしと伝わるシーンでした。たぶん倫也は下の方にいるんでしょうね、まだクリエイターじゃないから。
 第1期では第6話くらいしかクリエイターとは何ぞやという話をしていなかったように思えますが、『♭』は水着回を配信限定にすることで、クリエイター論で放送話数を固めてくるのかな、というように感じました。何よりこれを冒頭に放ってきたのはそういうことでしょ。これからあの人も本格参戦するんだろ。原作の内容とちょいちょい変えてきてるからオリジナルエンドの可能性も捨ててないけどさぁ!
 とにかく、第2話でようやく本編軸が動きます。それからのお楽しみ、ですね。
 あぁ、メガネ英梨々かわいい。