PRANK! Vol.6がコミティアと文フリで出ます!

 こんにちは、羽海野渉です。雨が止んで一気に夏日ですね。暑いです。
 さて、5月5日(土)のCOMITIA124と5月6日(日)の第二十六回文学フリマ東京にてLandScape Plusの新刊『PRANK! Vol.6 特集:日本アニメの新世紀』を頒布することを発表させていただきます。

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 いやぁ、ようやくの発表でございます。『Vol.4』の作業中から企画したり、諸々動き回っておりましたが、なんとかまとめきることができました。特集タイトルも仮案から競技の上、「日本アニメの新世紀」に決まりまして、刊行に漕ぎ着けられまして……
 さて、本号ですが日本アニメの「これまで」「いま」「これから」を考察する特集として、インタビューやテキストを掲載したものになります。どちらかといえば、「批評とかよく知らないけどアニメには興味ある!」とか「アニメもよく知らないけど、最近見始めました!」「アニメ批評ってどんなの?」みたいな方に向けて作った一冊です。とはいえ、「アニメ批評ばかり読んでる」とか「批評しか読まない」みたいな人にも手に取ってもらいたく、コアなものも入れております。そんな一冊です。

 

 表紙イラストのお話。
 表紙イラストは現在放送中『PERSONA5 the Animation』監督の石浜真史さん描き下ろしでございます。石浜さんありがとうございました。『R.O.D』や『宇宙ショーへようこそ!』など多くのアニメーションでキャラクターデザインを担当されておりまして、そこから本号の表紙を是非、となったのが僕側の経緯。スタイリッシュな石浜さんのキャラクターたちが『PRANK!』の表紙になり、感無量でございます。

 

 インタビューのお話。インタビューは今回4本となっております……多いな!
 一人目は川瀬浩平プロデューサー。現在放送中『Lostorage conflated WIXOSS』『キャプテン翼』『食戟のソーマ 餐ノ皿 遠月列車編』に加えて『ニンジャバットマン』『天狼 Sirius the Jaeger』『とある魔術の禁書目録Ⅲ』が待機中の川瀬プロデューサーに「実は知られていないプロデューサーのお仕事とは?」という大枠でインタビューを敢行しました。「これから」のお仕事に繋がる貴重なお話を伺えました。
 二人目は佐藤順一監督。現在放送中『HUGっと!プリキュア』と『あまんちゅ!〜あどばんす〜』に繋がる佐藤監督の作品の制作秘話や、放送中作品のお話、またこれからの監督作品ではどういったものを作りたいかなど、まさに「これまで」「いま」「これから」を統べたインタビューになっております。
 三人目は石川陽也ディレクター。ラジオディレクターとして多くのアニラジに携わられた方です。『冴えないラジオの育てかた』や『アルスラーン戦記〜ラジオ・ヤシャスィーン!〜』などを担当する中で考えられたアニラジの「これまで」「いま」「これから」を伺いました。
 そして最後は岩佐岳プロデューサーと小倉充俊プロデューサーのお二人!岩佐プロデューサー率いるWHITE FOXは『STEINS;GATE 0』が、GOODSMILE FILMの小倉プロデューサーは『こみっくがーるず』が現在放送中となっています。『ご注文はうさぎですか?』などの作品でタッグを組まれたお二人に、アニメプロデュースの次なる一手についてインタビュー。奇しくもお二人とも独立されてお仕事をされている方ということで、その辺りも伺っております。

 

 以上だけでも破格のラインナップな訳ですが、本号では加えて特別寄稿としてアニメ評論家・藤津亮太さんの「生き延びるために見つけた道」を掲載しております。こちらも必読です!


 また、りきおさんの「山田尚子作品論」やtacker10さんの『DEVILMAN crybaby』論「アクションはいま、世界を前に佇んでいる」、シノハラユウキさんの『少女終末旅行』OPを探る論考「渦巻きの上を走る」、すぱんくtheはにーさんの「ぼくらに星は見えるのか」も掲載。こちらも珠玉の論考です。
 編集部内としましては、なーるさん、小菊菜さん、ウインドさんの原稿も掲載しております。順に声優論、制作論、制作論&Vtuberについて。こちらも是非是非。
 ……僕は『映画ドラえもん』論を掲載しております。その他諸々コラムを書いていたり、デザイン担当してます。そちらも是非注目いただければ。

 

 そんなこんなで、『PRANK! Vol.6』、5月5日(土)のCOMITIA124と5月6日(日)の第二十六回文学フリマ東京にて初頒布でございます。僕の「恋心」の結晶!是非、PRANK史上未踏最深地点をお手に取っていただければと思います。よろしくです。

 

 こちらに試し読みもありますので是非に。

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