【原稿募集】PRANK! Vol.3 水島努・水島精二作品評論集

 あけましておめでとうございます。羽海野渉です。冬コミでは1日目に自分のサークルで、3日目に委託という形で『PRANK! Vol.2 電撃文庫評論集』を頒布させて頂きました。ありがたいことにお手に取って下さる方も多く、感謝感涙です。『冴えない絵師の倒しかた intoroductory chapter』も頒布させていただきましたが、ある方からは「はよ書け」という声を頂いたり、ある出来事によるプレッシャーもありますので夏コミでは必ず「closing chapter」を用意しておきます。

 さて、12月初めにツイートしたとおり、2016年8月開催のコミックマーケット90では『PRANK! Vol.3 Side-A 水島努作品評論集』『PRANK! Vol.3 Side-B 水島精二作品評論集』を同時刊行致します。分冊です。『Vol.2』のラストにもあったとおり、編集中(11月)には決定していた特集ですが、運良く両監督の新作が4月期に放送というタイミングでの刊行となります。是非、ご寄稿をお願いいたします!

 

『PRANK! Vol.3 水島努水島精二評論集』原稿募集要項

編集長:羽海野渉

 ノイタミナ電撃文庫を特集し、次は何にしよう、とVol.2の編集中に考えていました。『冴えカノ』? 『ハルチカ』? さまざまな作品やレーベル、声優の名前が飛び交いましたが、二人の人物名でその会議は終結します。それが水島努水島精二両監督でした。

 編集中、まさしく『ガールズ&パンツァー 劇場版』が公開し(公開初日に近所で、二回目は立川で観ました)、『コンクリート・レボルティオ ~超人幻想~』が放送中の時期。どちらの作品にも滾っていた僕はこの特集をすることに決めました。

 また、『コンレボ』は話のペースから分割2クールだろう、とか、努監督なら来年4月に新作やるよね、と考えていたのも事実です。そんな中、2クール目や『迷家』が発表されたのは予想以上の現実でした。

 さて、そんな特集ですが本気で取り組みます。是非、ご寄稿を!

 

副編集長:群馬仁

 水島努監督は『撲殺天使ドクロちゃん』『よんでますよ、アザゼルさん。』等のブラックコメディ路線と、『ガールズ&パンツァー』『SHIROBAKO』等の細部まで行き届いたエンタメタッチな作品を両立させてきました。

 また水島精二監督は『鋼の錬金術師』『機動戦士ガンダムOO』『UN-GO』等で重厚な生死観や国家・政治観を描いたり、『夏色キセキ』『アイカツ!』等で女の子の一瞬の輝きのようなものを描き、観るものを魅了してきました。

 『SHIROBAKO』のコメンタリーにもあるように、決して多数派ではない同じ苗字のアニメ監督が同世代に、違う作家性をもって存在していることが奇跡に近いのです。

 努監督は『ガールズ&パンツァー 劇場版』でエンタメの集大成の一つを見せ、精二監督は『コンクリート・レボルティオ ~超人幻想~』で久しぶりに本格的に過去/現在/未来が入り組む政治・国家観を描いているいま、あえて違う作風の二人を取り上げるのが好機だと思えたのです。

  • 内容:水島努水島精二両氏が監督した作品を起点とした評論・エッセイの原稿。

(例)

ガールズ&パンツァー』→もちろんOK。

鋼の錬金術師 FA』→2003年版が起点ならOK。

アイカツ!』『BLAZBLUE ALTER MEMORY』→水島精二氏がスーパーバイザー・監督協力なので例外的にOK。

クレヨンしんちゃん』→水島努作品に触れていればOK。

  • 装丁:A5サイズ、上下2段組(本文2段+脚注欄)
  • 文字数:3500文字以上、上限ナシ。自己紹介は150文字以上、上限ナシ。
  • 原稿〆切:5月29日(日曜日)。ただし、『コンクリート・レボルティオ ~超人幻想~』『迷家』に関する原稿に関しては7月10日(日曜日)。
  • 編集長:羽海野渉
  • 副編集長:群馬仁
  • 送り先:羽海野渉 voising_anotherlife@yahoo.co.jp または群馬仁 gunmajin_
  • puff@yahoo.co.jp
  • 献本:1冊になります。掲載料は申し訳ありませんがありません。
  • 校正:編集側で行い、内容・漢字の加筆修正などをメール返送やSkypeでの形でさせていただきます。また、脚注も使用して頂いて構いません。ですます調は統一で、できるだけ平坦に分かりやすく、数える(第1話や2人など)場合の数字は半角数字で、それ以外は漢数字でお願いします。
  • 形式:Wordファイルまたはテキストファイル。
  • その他:参加希望がありましたら前もって作品タイトルとその旨をメールかTwitterのリプライ、DMを@WataruUminoまでくださると幸いです。